勉強

TOEIC対策本に頼らず900点突破できた私の英語学習法の話

こんにちは、Kです。

私が趣味で長らく続けていることの一つに英語の勉強があります。

特に、英語を日常的に用いる環境にいる、とか、仕事をする上で英語の習得が必須である、とかの事情があるわけではなく、本当に趣味で、毎日少しずつ勉強しています。

そんな趣味で英語学習者の私が、先日TOEICを受験してみました。

私が英語学習を始めるにあたって参考にさせていただいた下記の書籍に、英語力の到達度を測る物差しとしてTOEICが役に立つ…と書かれていたからです。

結果は以下の通り。

ちなみに私は、英語学習の目的としては”TOEICでの高得点”を掲げておらず、今回も学習に際してTOEIC対策の問題集は使っていません…本当は前日に模試として、本番形式の問題をやってみたかったんですが忙しくて無理でした。

海外へはコロナ禍以前にたまに旅行に行く程度で、在住経験・留学経験ともになしです。

なので、今回それなりの点数を獲得できたのは、普段から行っている学習法が、いわゆる英語力の向上に効果がある証拠なのかな…と思っています。

今回は、そんな私の英語学習法に関して、ご要望をいただいたので少しまとめてみたいと思います。

私のように趣味で英語学習に取り組んでいる方々、もしくはTOEICで800点〜900点の壁を突破したいと考えている方々などの参考になれば嬉しいです。

基本方針としては、Listeningは音読、Readingは多読です。

●私の英語学習法 Listening編

Listeningに関して私が重点的に行なっている学習法は音読です。具体的にはシャドウイングと呼ばれる学習法です。

シャドウイングとは英語の音源に後からついて発声を行う手法のこと。

下記の教材を使っています。

上記の本の学習内容は、全部で150の短めの文章を、ネイティブレベルの速度で音読されるものを頑張ってシャドウイングでついていく…というシンプルなもの。

無駄が削ぎ落とされた構成ゆえにサクサクと進めることができます。

以前は、Netflixなどで海外ドラマを観るなどを学習の中心に据えていたのですが、ドラマ学習は英語の発話速度にムラがあったり、英語の発話とのあいだに間があったり、どうしても内容に集中してしまったりと、学習としての時間あたりの効果が低いように感じてしまいました。

あと、やっぱりただ観てるだけだと負荷が軽くて、やった感だけが出てしまう傾向が自分にはありました。

もちろん実際にネイティブが使う生の英語を学ぶということに関しては非常に優れた教材ですが、それ以前のレベルの学習者は、やはり勉強用に無駄が削ぎ落とされた教材を使うのがよいのではないか、と考えています。

そして、ただ聴くだけではなく、聴き取ったものを発声する作業を加えることで、より効果的な学習につながります。

また、音読の際は、発音も非常に重要です。自分で発声できない音を正確に聴き取ることは難しいです。

もし、「自分は英語の発音に自信があります!butとbatなんて簡単に言い分けられます!」という方でなければ、上記の教材を執筆された松澤さんの前著の「英語耳」から始めてみるとよいと思います。こちらは英語の発音をガッツリ学べる書籍です。

Listeningに関しては、現在は基本的に「15時間で速習 英語耳」の方を何度も反復している状況です。あとは、余暇の時間で洋画や海外ドラマを観る、といった感じです。

「15時間〜」を始めてから、Netflix学習をしていたときよりも、ドラマのセリフの聞き取りはだいぶ良くなった気がしていますので、大変おすすめです。

●私の英語学習法 Reading編

Readingは多読が中心です。

こちらも問題集や参考書をガッツリやっているかというと、違います。

私の勉強法は、ビジネス書を原書で読む、というもの。

以前に邦訳で読んだものの中から面白かったもの、もう一度読みたいなと考えていたものの英語版を購入して読み直す、ということを少し前からやっています。

昔は、Readingも参考書を使った方がいいのかと思っていたのですが、参考書の英文って架空のレストランの紹介とか、トムとジェニファーのメールとか、全然面白くない(ものが多い)んですよね。あと、日本語の解説を読んでる時間も無駄に感じていました。

興味を持って学習を進められる上に、無駄が一切ない多読の方法、それを考えた結果、辿り着いたのが「面白かった本の原書を読む」というものでした。

今はAmazonのKindleでポチッとすれば一瞬で手元に洋書が手に入る時代です。世の中には無限に本が存在するので、次に勉強する教材が無くなることもありません。

以前に読んで面白かった本なので、なんとなく内容も頭に残っているため、「内容が全くわからず放り投げたくなる」といったことも少なく、何より退屈せずに読むことができます。

読み直しで知識の定着に役立つ上に、英語の勉強にもなる…まさに一石二鳥で、自分的にはこれ以上の学習法はないんじゃないかと考えています。

下記に英語学習にあたって読み直してみた洋書をいくつか紹介してみます。

1.Die with zero

↑個人的にお気に入りの本です。

2.The psychology of money

↑日本でも話題になっている名著。数字や投資にまつわるところは難しい部分もありますが、意外と読みやすい英語で書かれています。

3.Atomic habits

↑習慣の重要性について書かれた書籍。英語勉強のモチベーション維持になります。

4. Essentialism

5.Effortless

↑上記2冊は日本でもベストセラーになっていますね。一文あたりが長めで、やや難しめですが、内容は折り紙付きです。

試し読みも出来るので、購入前にサラッと読んでみて、あまりに自分の英語力と乖離したレベルのものはパスする、というのも大事なプロセスです。

もちろん、ある程度の英語力が必要になるので全くの初学者にはオススメできませんが、洋書の難易度も当然ながら幼稚園レベルから社会人レベルまで、それこそ無限にありますので、自分に合った、何より楽しめる書籍が見つかることを願っています。

●まとめ

以上が私が実践している英語学習です。

単純なもので拍子抜けした方もいるかもしれませんが、色々と試した結果、個人的にはかなり気に入っているやり方です。

ぜひ英語学習に取り組んでいる方の何らかのヒントになれば嬉しいです。

TOEICでそれなりの点数が取れるようになりましたが、私の英語力もまだまだです。

映画やドラマを観ていてもわからないことだらけです。洋書を読んでいても辞書は引きまくりです。辞書を引いてもわからない時は邦訳を読んでみますが、なぜそんな訳にいきついたのかわからないこともままあります。

そんな私ですので、いつの日か字幕なしで映画を楽しめる日を目指して、これからも引き続き楽しみつつ英語力を鍛えていきたいと考えています。

最後まで読んでくださってありがとうございます。お互い頑張りましょう。

以上、TOEIC対策本に頼らず900点突破できた私の英語学習法の話でした。