日常

そろそろ親を許してあげようという話

こんにちは、Kです。

親になってから2ヶ月あまりが経過しました。

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まだまだ親としては新米中の新米の私ですが、幸い日々楽しく過ごさせてもらっています。

自分が親になって感じるのは、「きっと自分の親も色々迷いながら育児していたんじゃないかな」ということです。

子供の頃は、親というのはずっと大人で、何でもわかっているように感じられる存在でしたが、自分も歳を取り、親が”親”になった年齢を越えた今は「きっとそうでもなかったんだな」と感じます。

彼らも私達と同じように、わからないことだらけの中で、親らしくあろうと必死に頑張っていたのかもしれません。

幼少時を思い返すと、基本的に私は親には良くしてもらったと思っていて感謝もしていますが、中には今振り返ってみると「あれっておかしかったんじゃないか?」と感じる教えもあり、最近は、その点に関しては親も今の私のように未熟だったんだなと思うようにしています。

漫才師・映画監督の北野武さんは、小説、そしてドラマにもなった「菊次郎とさき」でも有名ですが、破天荒な父親と厳しい母親の下で育ちました。芸人として成功した後、母親が事あるごとにお小遣いを要求してきましたが、その全額が形見として渡された通帳に貯金されていた、というエピソードも有名ですね。

たけしさん曰く、

「人間が子供から大人になったかどうかは、親に対しての感情の持ち方で決まるんじゃないか。」

とのことです。

また、キング牧師とともに公民権運動にも参加したアメリカの詩人・作家のマヤ・アンジェロウの言葉にこんなものがあります。

「大人になるとは、親のせいにするのをやめること」

この言葉でドキッとしたのは、きっと私だけではないはず…と思っています。

もちろん、幼少時に親から忘れられないような酷い仕打ちを受けて、そのことで今も心を痛めている方もいることと思います。その全てを許す必要はありません。

ただ、その場合でも「親もあの頃は若くて未熟だったんだな」と考えることで、過去の親の呪縛から今の自分を多少なりとも開放してあげられるんじゃないかなと思います。

親のためではなく、楽な気持ちで生きていけるようになるために、自分自身のために、許す。これも一つの選択肢なのかと考えます。

言わずもがな私自身はまだまだ未熟な親ですが、最大限の努力をしつつ、それでも間違えてしまったときは…せめて息子が大人になったときに許してもらえる親になりたいと考えています。

目標が低すぎますかね。とりあえず頑張ります。

以上、そろそろ親を許してあげようという話でした。