こんにちは、Kです。
皆さんはご趣味はお持ちですか?
お見合いのようになってしまいましたが、私の場合は、シンプルに読書が趣味の一つです。
読書、いいですよね。
文庫本なら大抵は千円以内、ハードカバー本でも数千円で、充実した時間を過ごすことが出来ます。
専門書となると、モノによっては数万単位のものもありますが、やはり本を通してでないと得られない情報が沢山あります。
偉人の人でも読書に魅せられた人は多く、ウォルト・ディズニーは
「本には多くの宝が眠っている。そして、何よりも、宝を毎日味わうことができるのだ。」
という言葉を残しています。
また、漫画の神様、手塚治虫は
「一流の映画を見なさい、一流の音楽を聞きなさい、一流の芝居を見なさい、一流の本を読みなさい」
と語っています。
しかし、今の日本人にとって読書は人気者とはいえない存在のようです。
文化庁が2019年に行った、全国16歳以上の男女を対象に行なった調査によると、1ヶ月に1冊も読書をしないと答えた人は47.3%,1ヶ月あたり1,2冊程度と答えた人は37.6%にのぼるそうです。週に1冊でも読書している人は、4人に1人くらいしかいないという計算になります。
一方で、月に7冊以上読むと答えた人は3.2%だったということなので、週に2冊以上読む人はそれだけで日本人の上位3%以内の読書家ということになりますね。
でも、「読書、読書っていうけれど、読書すると何か良いことがあるの?」という声もあるかと思います。少し古いですが、出版文化産業振興財団が2009年に行った調査によると、「世帯年収が高いほど読書量が多い傾向がある」というデータがあるそうです。
1カ月間に読む本の平均冊数と、世帯年収の関係をみたところ、1 カ月に最低 3 冊以上本を読むのは、世帯年収が「1500 万以上」の人が最も多く 40.5%、最も少ないのは「300~500 万未満」の人で 22.6%という結果となりました。
また、「0 冊」と、1 カ月に 1冊も本を読まないと回答した人が一番少ないのは世帯年収が「1500 万以上」の人で 9.5%、「0 冊」と回答したのが一番多かったのは「300~500 万未満」の人で 28.8%となり大きく差が出ました。世帯年収が高いほど読書量が多い傾向があるということがうかがえます。
引用元:『現代人の読書実態調査』 財団法人 出版文化産業振興財団
もちろん、「読書をすればお金持ちになれる」なんていうつもりはありませんが、興味深い結果ではありますね。
私個人の考えとしては、やはり読書というのは有用な情報取得方法であると思います。
現代は、私のこのブログを含めて、誰しもが個人で気軽に情報発信することができる時代です。そして、その多くは無料で手に取ることができます。
一方で、本を一冊出版するためには沢山の人の時間と手間と、そしてお金がかかります。
つまり、多くの人が、それらを費やす価値があると判断した情報が込められた本しか、私達の手元にはやってこないわけです。
もちろん、そうして出版された本の全てが有益なものであるわけではありませんし、値段がついている情報でもデタラメなものは山程あるのですが、少なくとも質の良い情報を得るための一つのフィルターとして役に立つのではないか、と考えています。
もし、こんな考え方に共感を持ってくださった方がいたら、↓の本をオススメします。きっと楽しんで読めると思います。
美輪明宏さんは
「言葉が足りないのは本を読まないから。美しい言葉に触れ、素敵な表現を自分のなかにストックする。意思の疎通は言葉ありき。」
と語っています。美輪さんに言われるとインパクトがありますね。
とにかくアウトプットが注目されがちな昨今ですが、優れたアウトプットをするためには、優れたインプットが必要です。
読書がそのための一助になるんじゃないかと思っています。
以上、読書についての話でした。