こんにちは、Kです。
皆さん、お金持ちになりたいでしょうか。
私はなりたいです。とても。
しかし、言うは易く行うは難し。
蓄財への道は、願っているだけではどうにもなりません。
しかし近年、お金持ちに関する様々な研究から、お金持ちになるためには実は気の持ちよう、すなわちマインドセットが大きく影響していることがわかっています。
先日、お金に関する面白い本を読みました。
メンタリストDaiGoさんの新作「
」です。本書は、我々の持っているお金に関する誤った思い込みを見つ出して修正し、お金持ちの思考法、DaiGoさんの言うところの正しいマネースクリプトを獲得することを手助けしてくれる書籍です。
今回は、本書の中から、我々、医師が陥りやすいお金に関する誤った考え方を、フリーランス医の視点から特に重要だと感じたものを3つピックアップして紹介します。
いずれも、一見、高級取りに思える医師が陥りやすい罠だと思います。これらの思い込みから抜け出して、ぜひお金持ちになるための正しい思考法を手に入れるための一助になれば幸いです。
それではいきましょう。
危険な思考 その1「働いたら給料をもらうことは当たり前」
医師のうち半数以上は大きめの病院に勤める勤務医と言われています。つまりサラリーマンです。
勤務医の場合、しっかりと出勤して仕事をしていれば、成果に関係なく毎月必ず給料が振り込まれます。
「そんなの当たり前じゃないか」と考えているとしたら危険な証拠です。
そもそも、病院が医師に報酬を支払っている理由は、何らか価値を生み出すことを期待しているからです。
外来診療、病棟業務、救急外来、研修医指導、等々…経営者が1人ではこなせない仕事を、人を雇うことで代わりにやってもらうことによってお金を稼ぎ、その分前を払っているのです。
自分が職場でどのような価値を提供した結果、報酬を得ているのか。ぜひこれを意識してみてください。
自分の創出している価値が、現在の報酬を大きく超えているのであれば、その職場を去ってより自分を正しく評価してくれる職場を探すことを検討してみてもよいでしょう。
逆に、自分の創出している価値が、現在の報酬を下回っている場合は、価値を上げる努力をすべきかもしれません。
今はたまたま幸運な状況にいるのかもしれませんが、勤めている病院にいつまでも在籍し続けられるかはわかりません。
転職市場において、価値を生み出せない労働者の評価は大変厳しいです。
たとえ今もらっている報酬が自分の理想ではなかったとしても、転職もできず、月一回の給料日を待ちながら、過ごす日々。
そんな茹でガエル医師にならぬよう、自分が生み出せる価値に注目し、それを磨く努力をしましょう。
危険な思考 その2「お金は後から入ってくる」
この考えを持っている先生はかなり多いんじゃないかと思います。
アーティストや職人気質の人に“自分のやっている仕事に誇りを持ち、質にこだわる人が多いため、お金のことを後回しにする人が多い”と本書では述べられていますが、これは医者にもかなり当てはまります。
もちろん、いい仕事を続けた結果、お金が後からついてくるケースがあることは否定しませんが、本書にある通り「今、価値のある仕事をしたのであれば、今、価値に見合うお金をもらう」べきです。
これは、先ほどの”価値の提供”の話とも関わってきます。
「優秀な医師はお金のことを気にしない。お金はいずれ後から入ってくる。」という考えで仕事をしていると、実は「自分がきちんとした価値を提供できていないかもしれない」という発想を持ちづらくなってしまいます。
仕事の全てをお金に結びつけて考えるべき…とまでは言いませんが、自分がやっていることに価値があるのか、自己満足になっていないか、という点について客観的に考え、正当な報酬をきっちりと得る姿勢が重要です。
危険な思考 その3「安定などつまらない。リスクを取るべき。」
お金についてシビアになろう!きっちりと利益を追求しよう!という考えをもつことは良いのですが、その中で独立・起業を考える人もいることと思います。
ただ、無闇にリスクを取ることの危険性についても本書では指摘されています。
確かに、起業家が様々なリスクを取っているのは事実です。
安定して給料をもらえる勤務医をやめることもリスクですし、開業となった場合は通常、多額の借入を行う必要があります。
しかし、本当に成功する起業家は、一見、リスクを取っているようでいて、出来うる限り最大限のリスクヘッジをしているものです。
自分の行おうとしている事業について徹底的に調べ上げ、あらゆるリスクを洗い出した上で勝機が見えたときにだけ参入を決めるのが成功する起業家と言われています。
「開業に全てを賭けて一点集中!」というのも一見カッコいいですが、賭けが外れた際のことも真剣に検討すべきです。
“リスクをとって一点集中で始めるよりも、副業で始めたビジネスのほうが33%倒産率が低い”というデータもあるそうです。
お金にシビアになりつつ、かつ冷静に、堅実にリスクを向き合うことも貧乏医師コースに足を踏み入れないために重要な考え方です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、メンタリストDaiGoさんの著書「
」から、医師が陥りやすい危険な考え方を3つピックアップして紹介しました。「全然、大丈夫!」という方もいれば、「コレ、当てはまってるかも…」という方もいることと思います。
本書にはこの他にも、お金にまつわる勘違いや、では具体的にどのような考え方に近づけていけばよいか、またその方法などがわかりやすく説明されています。
お金に好かれる人の思考法がどのようになっているのか、学びたい方におすすめの書籍です。
私もお金持ちへの道はまだまだ半ばですが、正しいマネースクリプトを身につけつつ精進したいと思います。
以上、貧乏医師コースにつながるお金に関する危険な思考法 3選の話でした。