お金

お金に「今」を犠牲にしすぎていないか、という話

こんにちは、Kです。

もしも突然それなりにまとまった額のお金が手に入った際、皆さんはパーッと「使う派」ですか、それともキッチリ「貯める派」でしょうか。

おそらく、「貯める派」の人が多いと思います。お金持ちの方ほど、しっかりと倹約している方が多いです。ビル・ゲイツとウォーレン・バフェットがマクドナルドでランチをして、最後にバフェットが「ここは私が出す」と言ってクーポン券を出した話が好きです。

日本人のお金持ちで倹約家で有名なのは2ちゃんねるの創設者、ひろゆきさんでしょうか。絶対に自販機は使わないし、終電を逃しても2時間くらいは歩いて帰るそうです。

対して、「使う派」の有名人の筆頭格はホリエモンこと堀江貴文さんでしょうか。

上記の2冊、いずれもお二人の考え方が対照的で面白かったです。

私はまだまだ資産形成の道半ばですので、どちらかというと「貯める」に注力していますが、「使う」ことに関してもよく考えます。

先日、こんな記事を書きました。

https://free-doctor-life.com/%e5%b9%b8%e3%81%9b%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e3%81%9f%e3%82%81%e3%81%ae%e3%81%8a%e9%87%91%e3%81%ae%e4%bd%bf%e3%81%84%e6%96%b9%e3%81%ae%e8%a9%b1/

自分の幸福度を高められるお金の使い方がある、ということに関する書籍を紹介しました。お金を使い方に関して、もう一冊好きな本があります。

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」ビル・パーキンス(著)


上記の記事で紹介したお金の使い方の中でも「経験に使う」に重点を置いて書かれている本です。

本書では「人生で一番大切な仕事は『思い出づくり』」であると述べられています。そのために著者は「死ぬまでに、金をすべて使い切りたい」と考えているそうです。タイトルの「ゼロで死ね」ですね。

著者は、人生のできるだけ早い段階で経験に十分な投資をすることの重要性を説いています。経験は記憶というかたちで残り、さらにその経験を誰かと語りあうことでまた別の経験が生まれる、といったように「記憶の配当」が得られるため、早くに体験することはその配当を増やすことになるからです。

日本でも「あの世にお金を持ってはいけない」という言葉は有名ですね。1億円所有している方は、これまでに得られたはずの1億円分の体験を放棄してきた、という考え方もできるかもしれません。

最近、FIREという考え方がブームです。

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略で、直訳すると「経済的に独立して早期リタイアする」という意味です。

多くの方の、FIREを目指している理由は「将来、自分や家族のために十分な時間を使いたいから」というものだと思います。

ただ中には、そのことに囚われすぎて、仕事とお金に「今」の時間をつぎ込みすぎてしまっている方がいることも事実です。

お金を稼ぐために必要以上に仕事を詰め込んでしまい家族や友人と過ごす時間をおろそかにしてしまったり、株価の変動が気になりすぎてせっかくの外出中もスマホから目が離せなくなったり…。

「お金を貯めて時間を手に入れたい」のに、「お金のために時間を使いすぎてしまう」というのは本末転倒ですよね。

将来のためにしっかりと蓄財をしつつ、自分の人生を豊かにできるような経験には惜しまずお金を使う。そのラインをどこに引くかというのが難しいのですが、自分なりの正解を模索していきたいです。

とりあえず早くまた安心して旅行に行ける日を願っています。

以上、お金に「今」を犠牲にしすぎていないか、という話でした。