読書

フリーランスになるために最初に読むべき本の話

こんにちは、Kです。

フリーランスという働き方が注目を浴び始めている昨今です。

先日、こんな記事を書きました。

https://free-doctor-life.com/%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e3%81%9f%e3%82%81%e3%81%ab%e6%9c%80%e5%88%9d%e3%81%ab%e3%81%99%e3%82%8b%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%ae%e8%a9%b1/

ただ、実際にフリーランスとして働くまではそれなりに長い道のりがあります。

医局や大病院の所属を離れ、自分に適した職場を探し、契約をかわして、実際に働く、という一連の流れは、多くの若手医師にとって未知の領域です。私もそうでした。

これはある意味、当たり前とも言えます。学生実習の大学病院で指導を受けた医師は当然のこと、初期研修先の中〜大規模病院の先輩医師も基本的にはその病院の常勤医の先生なのですから。野生のフリーランス医師と遭遇する機会は非常にレアです

もし、フリーランスという働き方に興味はありつつも、周りにアドバイスをもらえるような先輩がおらず、何をどうしたら良いかわからず途方に暮れている先生がいたら、オススメしたい一冊があります。

フリーランス医師のつくりかた」おると(著)。

もしかしたら、すでに読まれている方も多いかもしれません。

著者のおると先生は、ご自身もフリーランスの整形外科として働いている傍ら、Twitterでもフリーランスとしての働き方や医療情報を発信されている方です。

本書では、「そもそもフリーランス医師とはどのような存在なのか」ということから、収入事情勤務内容についても、丁寧にその働き方の概要を解説されています。

また、実際に就職活動をし、契約、実際に勤務を始めるまでの流れや、さらには契約更新や職場を去る際の注意点に関しても具体例を交えながら、わかりやすくまとめられています。

医師向けのこのような著作は、これまで他にはほぼありませんでした。医師は、初期研修後は大学医局に所属して、大学病院もしくは医局の関連病院での勤務を続けていくというのが、長らくスタンダードな働き方だったからです。

一般的な就活本を読んでも有益な情報は得られるかもしれませんが、医師の世界の働き方にはある種、閉ざされた独特の風習のようなものがあるため、それらの本の内容全てを当てはめることは難しいでしょう。

その意味で、本書はフリーランスを目指す医師にとって最初に目を通すべき必携の書と言えるかもしれません。

就職活動中のみならず、実際に勤務を開始した後にも、役立つ内容だと感じます。

きっと今、フリーランスという働き方について考えている先生方は、現在の職場で何かしらの悩みを抱えていたり、新たに達成したいことをお持ちの方々なのではないかと思います。

そんな先生方が「フリーランス医師のつくりかた」を読んで実際に行動することで、自分の理想の働き方に一歩近づくことができるよう、フリーランス医師の端くれとして応援しております。

以上、フリーランスになるために最初に読むべき本の話でした。