仕事

「好きなことで生きていく」のが難しい我々の場合の話

こんにちは、Kです。

「好きなことで生きていく」。

どなたも一度は何処かで聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。

これは2014年10月から不定期に行われているYoutubeのCMキャンペーンで使用されてきた…というのが起源だそうです。

「好きなことで生きていく」、まさに理想の生き方です。

ただ、私のような凡人は思うのです、ムズくないですか、と。

野球が好きだから野球選手になる、絵が好きだからイラストレーターとして食べていく、文章を書くのが好きだから作家になる…もちろん、それが出来る方もいらっしゃいますが、それには圧倒的な才能か、圧倒的な努力、あるいはその両方が必要であるケースがほとんどです。

そもそもの発端であるYoutuberだって、それなりの年収が得られる登録者10万人を突破できているのは全体の0.4%ほどと言われていますし、まさに「好きなことで生きていく」ことの難しさを体現している職業のように思えます。

では、自分の好きなことを仕事にするのが難しい、平々凡々な我々はどうすればよいのか。

私としては

①今の仕事を好きになる努力をする

②好きになれそうな仕事を探す

のいずれかなんじゃないかな〜と思っています。

①に関して、たとえば、仕事に関する知識を深めてみるのはどうでしょうか。

初めは難解に思えた小説や映画が、周辺知識を仕入れてから再トライしてみると、その深みに圧倒されることはよくあります。同じく、深い知識を吸収してから取り組んでみると、仕事における活躍の場も広がって楽しみが増す…という経験をしたことのある方もいるのではないでしょうか?

少し前、実業家の堀江貴文さんが、「12年勤務して手取14万円『日本終わってますよね?』に共感の声」と題されたネット記事に対して〈日本がおわってんじゃなくて「お前」がおわってんだよwww〉とコメントしたことで話題になりました。

ここまで辛辣でなくとも、「仕事つまらん…」と思ったときは少し立ち止まって、「本当につまらないのは、仕事か、仕事を楽しめない自分か」と考えてみるのはいかがでしょうか。

…と、言いつつ、やっぱりつまらん仕事は確実にあります。

そういうときはどうするかというと、「好きになれそうな仕事を探す」という、至極当たり前な提案になります。

ただ、これは必ずしも思い切って仕事の内容をガラッと変えなくてもいいケースもあります。

医者のケースで言えば、自分のペースで勤務できる職場に転職してみる、特定の業務が苦手ならそれをしなくてもいい求人を探して応募してみる、など。

そうした少しの”ずらし”で、それまで嫌で嫌で仕方なかった仕事が、少しずつ好きになることって結構有ります。

今や「人生100年時代」なんて言われています。

FIRE(経済的自立&早期リタイア)という考え方が広まり始めて久しいですが、最近、私思うんですけど、本当になんの仕事もしないで何十年も過ごせる人って、かなりメンタル的強者としての才能がある人なんじゃないかなと。

仕事ってお金を稼ぐ以外にも、社会とのつながりをもつための手段という側面がありますから。

実際、経済的に自立した後も、リタイア生活に飽き飽きして、なんらかの仕事をまた始める人が多いと聞きます。

私も経済的自立を目指してはいますけど、おそらく御多分に洩れず、結局、仕事を完全に辞めることはしないんじゃないかな〜という気がしてます。

長い人生ですから、「好きなことで生きていく」が無理でも、「仕事が割と好き」で生きていきたい…という今日この頃です。

以上、「好きなことで生きていく」のが難しい我々の場合の話でした。