日常

「珈琲いかがでしょう」の話

こんにちは、Kです。

みなさん、コーヒーは好きですか。

私は毎朝コーヒーを飲んでます。

もともとは何か健康的な生活習慣を…という理由で飲み始めたコーヒーですが、今ではすっかり好きになってしまい、毎朝の楽しみの一つです。

まだまだ素人に毛が生えた程度ですが、いつの日か、そのときの気分で豆の品種を選んだり、淹れ方を調整できるようになりたいな…と、ほんのり考えています。

コーヒーについて知見を深めたい私ですが、まずは手近なところからということで漫画を手に取りました。

作者のコナリミサトさんは、ドラマにもなった「凪のお暇」も描かれています。ちなみにこの「珈琲いかがでしょう」もドラマ化されており、主演は中村倫也さんが務めています。

どの作品も、ポップな絵柄とは裏腹に、鋭い人間洞察に基づいて描かれる人間ドラマが秀逸で、個人的にイチオシの漫画家さんです。

お話は、基本的には1話完結のオムニバス形式で進んでいきます。

各話、自分の日常になんとなく思うところがある人々のところに、青山一が店主の移動型珈琲屋、「たこ珈琲」が香り高い珈琲とともに現れて、意図しているのかいないのか、自然に問題解決に導いていきます。

一方で、この主人公の青山の過去にも、何かやんごとなき事情が秘められていそうで…といった感じでお話が進んでいきます。

随所に現れるコーヒーも、漫画ながらにとても美味しそうで、いますぐコーヒーショップを訪ねたくなります。各話を通して、少しずつコーヒーの知識も身につきます。


©コナリミサト/マッグガーデン

ただし、先述の通り、コナリミサトさんの人間考察はけっこう鋭利なので、軽い気持ちで読むとけっこうえぐられます。比較的元気なときに読むことをおすすめします。ただし、その分、何とも言えない読了感があります。

単行本で全3巻、特装版で上下巻なのでサクッと読めるため、忙しい方や「漫画を読みだすとキリがない…」と抵抗感がある方にもおすすめできます。

「最近、マンガ読んでないな…」という方、久しぶりにどうでしょうか。大人でも楽しめる作品です。ぜひコーヒーを片手に、この作品で休日を彩っていただければと思います。

以上、「珈琲いかがでしょう」の話でした。