こんにちは、Kです。
以前、こんな記事を書きました。
https://free-doctor-life.com/%e5%8c%bb%e8%80%85%e3%82%82fp3%e7%b4%9a%e5%8f%96%e3%82%8b%e3%81%a8%e3%81%84%e3%81%84%e3%81%a7%e3%81%99%e3%82%88%e3%80%81%e3%81%a8%e3%81%84%e3%81%86%e8%a9%b1/
お金に関して、「自分は知識がある」と胸を張って言える方は少数派かと思います。
かくいう私もまだまだ勉強中の身ですが、「自分はお金に関して無知である」ということを自覚し、少しずつ学んで知識をつけてきた結果、少々マシになってきました。
社会人になりたての研修医の頃のお金の使い方はひどいもので、「今の半分でも知識があれば、あのときあんなに散財せずに済んだのでは…」と振り返って思います。
本日は、もし当時の自分に、書店の棚いっぱいに並べられているマネー本の中から、もし一冊だけ送れるとしたらどうするか、と考えたときに候補となる書籍を紹介します。
「本当の自由を手に入れるお金の大学」両@リベ大学長(著)
見た目とタイトル、めちゃめちゃ怪しいですね。
私も最初、書店の売れ筋コーナーでこの本を目にしたとき、手に取ることを躊躇しました。ただ、勇気を持って開いてみたところ、大変読みやすく、かつ、大変まともなお金の入門書でした。
著者の両さんはIT企業の社長さんで、お仕事の傍ら、SNSやyoutubeで情報発信をされている方です。
本書では、お金にまつわる以下の5つの力を紹介しています。
①貯める力、②稼ぐ力、③増やす力、④守る力、⑤使う力
①は無駄な支出を減らして貯蓄を増やすために必要な知識、②は収入を増やすための知識、③は貯蓄を投資にまわして運用するための知識、④は詐欺やボッタクリや自らの浪費から資産を守るための知識、⑤は築いた資産を有意義に活用するための知識、をそれぞれ指します。
本書では①〜③を中心にまとめられているのですが、特にページを割いているのが①の貯める力で、保険や家などの固定費の無駄を省くための知識が詳しく述べられています。
①の内容が役立った自分の例を紹介します。
以前の記事でもお伝えしたとおり、先日、転居をしたのですが、その際に管理会社さんから火災保険に関して案内を受けました。
しかし、業者さんが勧める火災保険は価格の割に保証が不十分のものが多いことを学んでいたので、自分で探した保険に加入させてもらえるよう交渉しました。
結果的に、同格以上の保証内容の保険に、年間5000円あたり安く加入することができました。本の価格が、Kindle版で1000円ちょっとですので、自分の場合、これだけで本の購入費のもとがとれた、と言えるかもしれません。
久々に転居する予定なのですが事前のリサーチと交渉を経て、仲介手数料半額未満、火災保険は自分で選定、管理会社推奨の不要なサービスの解約、引越会社の複数社相見積もり、破損したクロスは火災保険で修理…等々でかなり諸経費を抑えられそう。
まぁ全部、↓の本に書いてあることなのですが。 pic.twitter.com/vCr9O2IhxG
— 内科医 K (@naikaiK) July 21, 2021
こうした知識は知っているかどうかで簡単に数千円、数万円と額が変わってきますので、非常に大きいです。引っ越しの多い若手の先生は必読の内容かもしれません。
もちろん、こうしたテクニック的な内容だけではなく、税金や社会保障、投資などにまつわる様々な実用的な知識がわかりやすくまとまっている本です。
当然ながら、お金の上級者の方にとってはすでに知っている基礎的な内容も多いかもしれません。しかし、その場合は例えば家族や身近なご友人に、お金に関して手軽に学んでもらいたいと思ったとき、オススメするには絶好の書かと思います。
数あるマネー本の中でもオススメの一冊です。
以上、お金の本を一冊おすすめするならという話でした。