仕事

おトクな初期研修の過ごし方

こんにちは、Kです。

少し前にX(旧Twitter)にて、初期研修の過ごし方についてツイート(現ポスト)したところ、そこそこの反響をいただきました。

「医師たるもの…」みたいなアツい内容ではなく、あくまで医師として中堅どころになって振り返った際に、「こうしとけばよかったな」という反省も含めた、「コスパのよい」過ごし方を語ったモノでした。

今、読み直しても我ながら悪くない内容だなと、自画自賛してます。

今回は、そんなツイート集がXの海に飲まれる前に、自分のサイトにまとめて転載しておこうと思い立ち、記事にしてみました。

初期研修医の先生でこのブログを読んでくださっている先生は稀かもしれませんが、何かの拍子にたどり着いて、暇つぶしに読んでもらえると嬉しいです。

以下、ツイートの転載です。

お前が初期研修を始める前に言っておきたい事がある。 かなりベタな話もするが俺の本音を聴いておけ。

まず結論から、初期研修は”真面目に頑張っておいた方が後々お得”です。 専門に進んだ後に、他科の先生に指導を仰げる機会は我々が思ってる以上に少ないのです。 個人的には ・コンサル前にやっておくと良い検査、初期治療の内容 ・機械の設定、器具の使い方 あたりを重点的に学ぶのがオススメです。

各科の真髄に到達する必要はないです。無理ですし。それは専門に進んだ後に目指す事です。 各科特有の手技の習得にこだわらなくても大丈夫です。どのみち専門の先生にお願いすることになります。 ただし必ず自分の目で見ておきましょう。 そして、挿管に関してはしっかり頑張っておきましょう。

もちろん最低限の知識をつけるための座学も重要ですが、やる気さえあれば座学は一生いつでもできます。 処置や検査が行われている現場での経験を増やすことを重視しましょう。実地で行われてるで、わからないことはバンバン質問しましょう。バカだと思われてもいいのです。2年間の研修生活ですから。

どの科の研修も真面目にやりましょう。 やることがない日は、研修医室で休むのもいいですが、可能であれば上級医の外来を見学させてもらいましょう。陰に隠れて聴くだけでもいいです。 後々、これが一番役に立つかもしれません。

専門を既に決めていても、初期研修のうちから専門に特化することはオススメしません。 この2年は各科を実地で体験できる、おそらく最後のチャンスです。 他科での経験は、医師免許を使っていれば必ずどこかで役に立ちます。 もちろん”専門に進んだ際にどのよつに立つのか”と考える視点も重要です。

ある程度の年次になってから、幅広い科で指導を受け直すことは、不可能ではありませんが、かなり困難です。時間的な制約、報酬面での制約、立場的な制約が生じるからです。 どうせ2年間、研修しなければならないのなら、そこで多種多様な経験をしておいたほうが”お得”なのです。

看護師さんはもちろん、全てのコメディカルと良好な関係を築く”技術”を身につけましょう。各職に地雷のようなものがあるので、それを避ける方法を学びましょう。 医者としてのプライドのような役に立たないものは捨てて、わからないことはバンバン質問しましょう。丁寧に教えてくれます。

当直もある程度は頑張ってみましょう。 自分がどれくらい寝なくても大丈夫なのかのラインを探しましょう。これを把握しておくことが後々役に立ちます。 また、救急隊の方とのコミュニケーションの取り方、電話の受け方も可能であれば経験しておきましょう。

最後に、自分の心身を大事にしましょう。 研修にのめり込みすぎて、自分の体調管理を疎かにすることだけは絶対に避けましょう。 休みの日は、少しは勉強してもいいですが、ちゃんと遊びましょう。 すいません、このくらいにしておきます。 参考にしてみてください。出来る範囲で構わないから。