仕事

固定観念を捨てて生産性を上げようという話

こんにちは、Kです。

小さな変化がきっかけで、今まで悩んでいたことがスッと解決することってありませんか。

私の場合のソレは「紙のコーヒーフィルターを買ったこと」でした。

毎朝の習慣の一つにコーヒーを飲むことがあります。

コーヒーメーカーで作ったものを飲んでおり、朝から目覚めスッキリで、毎日楽しみにしています。

ただ一つ難点が。

フィルターの掃除が面倒くさい。

これまでずっとコーヒーメーカーに付属の金属製のペーパーレスフィルターを使っていたんですね。


※画像はイメージです。

お使いになっている方は心当たりがあるかもしれませんが、コレの掃除が結構面倒なんですよね。

抽出後のコーヒーの粉をゴミ袋に入れる。しかし、なかなか落ちていきませんので、振ったりしてるうちに残っていた水分が飛び散る。キッチンペーパーで各所を拭く。

それでも細かい粉はたいてい残るので流しでフィルターを洗う。粉が流れてキレイになるものの排水溝ネットに貯まる。まあまあな頻度でネット交換の手間が生じる。

といった感じで、考えてみるとコーヒーフィルターの掃除にまあまあの時間を奪われていることに気づきました。コーヒーメーカーを使い始めて数年経過していました。

どうにかこの過程を手っ取り早く済ませる方法がないかと考えた時に思いついたのが

「いや、もうペーパーレスフィルターに紙のフィルターを乗っければいいのでは」

ということでした。

調べてみたらAmazonで60枚、99円で買えます。めっちゃ安い。

早速導入したところ、コーヒーの抽出後は紙のフィルターをスッと取って捨てるだけ。

たしかにペーパーレスのフィルターはエコかもしれませんが、考えてみると、コーヒーの粉を落とすための水道水や拭き取りにキッチンペーパーを使ったりしていましたから、私の場合はそんなに資源の削減にはなっていなかった気がします。

今までの苦労はなんだったんだと悔やむくらい楽ちんでした。

こういう、今まで当然のようにおこなってきた苦行が、ほんの小さなきっかけで楽になることって意外とありますよね。

例えばビジネスの世界でも、「得意を売るなら〜♪」で有名な株式会社ココナラでは、会議室を使ったミーティングをやめたそうです。

それまで会議室でミーティングをすると、会議室を予約したその時間まで会話が開始されず、「開始時間待ち」という無駄な時間が発生していました。おまけに、つい30分や1時間などキリがよい時間までゆったりしてしまい、さらに時間が無駄になる…。

そこで執務スペースにスタンディングテーブルなどでプチミーティングスペースを作ったところ、必要に応じてすぐにミーティングを実施し、要件が終わったらすぐ解散という、スピーディーな情報交換が可能となり、生産性向上につながったそうです。

こんな感じで、「コレはこうしなきゃ!」という余計な固定観念を試しに取り払うことは、結構有効だったりします。

私の場合の固定観念は「ペーパーレスのフィルターにペーパーを使ってはならない」でした。

今回は日常生活の些細な一場面でしたが、他にも我々は「それって本当に必要ですか?」という固定観念に支配されがちです。

本は最初から最後まで一字一句読まなければならない…

主婦たるもの家事は自分の力で完璧にこなさなければならない…

医師たるもの土日祝日もとりあえずチーム全員で出勤しなければならない…

実際は、本は必要なところだけ読むのでもいいし、家事は代行サービスや時短家電を使って省けるところは省いていいし、医師だって同僚と業務を適切に分担・引き継ぎを行えば休日に全員で病院に集合する必要なんてないのです。

こうした謎の固定観念を少しずつ取り払い、生活全体の生産性を上げていくことって重要です。

生産性についての考え方は、以前に読んだこちらの書籍が大変参考になりました。

もし「常に些末なことに振り回されて自由な時間が全然ない!」と感じている方がいたら、ぜひオススメの一冊です。

仕事、日常を振り返ってみて、自分を縛り付けている固定観念・思い込みはないでしょうか。

ほんの一つの無駄な取り組みを変えてみる、やめてみるだけで、意外と生活全体が、もしかしたら人生そのものがうまく回り始めるかもしれませんよ。

以上、固定観念を捨てて生産性を上げようという話でした。