仕事

「HEALTH RULES」を読んで感じたことの話

こんにちは、Kです。

自分の人生で最も重要なものは何だと思いますか。

人によって答えはそれぞれですね。ある人はお金と答えるかもしれませんし、あるいは、お金を稼ぐ能力それ自体と答えるかもしれません。

私の場合、自分が医療に携わる職業だということはあるかもしれませんが、やはり一番は心身の健康だと答えます。

健康がなければ、どんなお金も、それを稼ぐ能力も、本来の価値を失ってしまう、と考えているからです。

以前、心の健康に関する書籍を紹介しました。

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先日、身体の健康を守るのに役立つ、素晴らしい書籍を読んだのでご紹介します。

津川先生の書かれたHEALTH RULESです。

著者の津川先生は、現在、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)准教授を務められている方です。聖路加国際病院、ハーバード大学医学部病院、世界銀行、ハーバード公衆衛生大学院を経て現職。ハーバード大学で博士号も取得されています。

乱暴にまとめると、要は凄い先生です。

津川先生の著作では「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」が有名で、こちらも名著です。

今回は、食事を含めた”健康的な習慣”を、睡眠、運動、ダイエット、入浴などのカテゴリー別にまとめられており、まさにこの一冊で「健康的な生活」を明日から開始できる書籍と言えます。

私は仕事柄、「自分の患者さんに紹介できるような、健康に関する良い書籍はないか」と本屋さんなどで目を通すことが多いのですが、残念ながら世に出ている多くの健康本は、個人の経験談を集めたものや、科学的な証拠に基づいて書かれていない場合がほとんどです。

著者が医師だから、●●学の専門家だから、といって、書かれている内容が信頼に足るものかというのは別問題です。

その点、このHEALTH RULESは、数多くの医学研究の結果から得られた確固たる科学的根拠(エビデンス)に基づいてまとめられており、信頼という点においてこれに勝るものはないでしょう。記述の元になった医学論文も、すべてその出典が明記されています。

また、個人的に特に感銘を受けたのは「お酒・タバコ」の章です。

お酒・タバコが健康に及ぼす影響についてわかりやすくまとめられているのですが、よくありがちな「酒とタバコは健康に悪いから今すぐやめろ」という論調ではありません。

あくまで現在、科学的に判明していることを述べたうえで、お酒好きや愛煙家の気持ちにも配慮されています。

お酒に関しては『それ(お酒)によって人生が豊かになる人もいるだろう』とした上で「リスクに応じた適切な飲酒量」を提示し、タバコに関しては『喫煙者が他人に迷惑をかけない形でタバコを吸うという行為は認められるべきだと考えている(もちろん喫煙者たちの健康のことは心配ではあるが)。』と書かれており、物事を多角的に、広い視点でとらえておられる津川先生の優しいお人柄が感じられます。

これは別に、私がお酒好きだから、というわけではないと信じてます。

インターネットの普及により、健康に関する情報にもアクセスしやすい時代になりました。中には、自分で医学論文を読んで、日常生活の健康増進に役立つ知識を仕入れている人もいることでしょう。

しかし、膨大な情報の海の中から、有益で正確な知識を選び出すためには、相応の技術と時間が必要となってきます。

これを今回、我々の代わりに津川先生が行い、報告書が手元に届いた…と考えると、これは書籍代以上の価値があることだな、と感じます。

患者さん、そして家族や友人にも心の底からオススメできる書籍がまた一冊増えたことを嬉しく思います。

以上、「HEALTH RULES」を読んで感じたことの話でした。